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チュートリアル

Agent Skillsとは?AIコーディングツールの新標準を徹底解説

Skill Gallery Team2026年1月23日6 分で読める

「Agent Skills」という言葉を聞いても、正直なところ「また新しい規格か…」と感じる方も多いのではないでしょうか。AIツールは次々と登場し、それぞれ独自の拡張方法を持っています。

ただ、Agent Skillsは少し違います。複数のAIツールで共通して使えるオープン標準として設計されており、一度作ったスキルをClaude Code、Codex CLI、GitHub Copilotなど様々なツールで再利用できます。

この記事では、Agent Skillsの基本的な仕組みと、実際に使い始めるまでの流れを解説します。

Agent Skillsの基本:SKILL.mdファイルとは

Agent Skillsの核となるのは「SKILL.md」というMarkdownファイルです。このファイルにAIへの指示や設定を書くことで、AIの動作を拡張できます。

最小構成のSKILL.md

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name: コードレビュー
description: プルリクエストのコードをレビューする
---

## 指示

1. 変更されたファイルを確認する
2. コードの品質、セキュリティ、パフォーマンスの観点でレビューする
3. 改善点があれば具体的に指摘する

フロントマター(---で囲まれた部分)にnamedescriptionを書き、その下にMarkdown形式で指示を書くだけです。

ディレクトリ構成

より複雑なスキルを作る場合は、以下のような構成が使えます:

my-skill/
├── SKILL.md          # 必須:指示とメタデータ
├── scripts/          # 任意:実行可能なスクリプト
├── references/       # 任意:参考ドキュメント
└── assets/           # 任意:テンプレートやリソース

ただし、最初はSKILL.mdファイル1つから始めるのがおすすめです。

なぜAgent Skillsが必要なのか

問題:ツールごとに設定方法が違う

これまで、AIツールを拡張するには各ツール独自の方法を使う必要がありました。Claude CodeならCLAUDE.md、CursorならRulesファイル、といった具合です。(CLAUDE.mdからの移行方法も解説しています)

チームで複数のツールを使っている場合、同じ指示を異なる形式で書き直す手間が発生します。

解決:1つ書けば複数ツールで使える

Agent Skillsはオープン標準として設計されており、以下のツールで共通して使えます(2026年1月時点):

  • Claude Code
  • OpenAI Codex CLI
  • GitHub Copilot(VS Code)
  • Cursor
  • その他対応ツール多数

一度SKILL.mdを書けば、それぞれのツールで同じ動作を期待できます。完全な互換性は保証されていませんが、基本的な機能はほぼ同じように動作します。

Progressive Disclosure:大きなスキルでも軽量に動作

Agent Skillsの特徴的な設計が「Progressive Disclosure(段階的開示)」です。

仕組み

  1. 登録時:スキルのnamedescriptionだけを読み込む
  2. 呼び出し時:タスクに関連するスキルのみ、SKILL.md全体を読み込む
  3. 実行時:必要に応じてscripts/references/のファイルを読み込む

この設計により、数百のスキルを登録しても、AIのコンテキストウィンドウ(処理できる情報量)を圧迫しません。

推奨サイズ

  • SKILL.md本体:5,000トークン以下を推奨
  • 行数:500行以下を推奨

大きなスキルを作りたい場合は、references/ディレクトリに詳細を分割し、SKILL.mdから参照する形が推奨されています。

対応ツールと機能の違い

各ツールはAgent Skills標準をベースに、独自の拡張機能を持っています。

ツール基本対応独自拡張
Claude Codeサブエージェント実行、動的コンテキスト注入
Codex CLIスキルインストーラー内蔵
GitHub CopilotVS Code統合
Cursorルールとの併用

すべてのツールで同じ動作をするわけではないので、重要なスキルは使用するツールで動作確認することをおすすめします。

始め方:3ステップで最初のスキルを使う

ステップ1:スキルをダウンロード

このサイト(Skill Gallery)で気になるスキルを見つけたら、「ダウンロード」ボタンをクリックするか、以下のコマンドでインストールできます:

# Claude Codeの場合
claude /install-skill https://github.com/owner/repo

# Codex CLIの場合
codex /skills  # 内蔵のスキルインストーラーを使用

ステップ2:スキルを配置

ダウンロードしたスキルは、以下の場所に配置します:

  • プロジェクト専用.claude/skills/(そのプロジェクトでのみ有効)
  • ユーザー共通~/.claude/skills/(すべてのプロジェクトで有効)

ステップ3:スキルを使う

Claude Codeの場合、スキル名を入力するかスラッシュコマンドで呼び出せます。Codex CLIでは$スキル名の形式で呼び出します。

注意点と現状の限界

Agent Skillsは便利ですが、いくつかの注意点があります。

ツール間の互換性

基本的な機能は共通ですが、ツール固有の拡張機能(Claude Codeのサブエージェントなど)は他のツールでは動作しません。

品質のばらつき

オープンな仕組みなので、GitHubには品質がまちまちなスキルが存在します。スター数や更新日時を参考に、信頼できるスキルを選ぶのがおすすめです。

仕様の変更

Agent Skillsはまだ発展途上の標準です。仕様が変わる可能性があるため、公式ドキュメント(agentskills.io)を定期的に確認することをおすすめします。

まとめ

Agent Skillsは、複数のAIツールで使えるオープン標準です。SKILL.mdファイルに指示を書くことで、AIの動作を拡張できます。

まずはスキル一覧から気になるスキルを試してみてください。使ってみて「こういうスキルが欲しい」と思ったら、自分で作ることもできます。

詳しい仕様はagentskills.ioで公開されています。

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