Agent Skillsのテストとデバッグ方法【動作確認の手順】
Skill Gallery Team•2026年1月24日•5 分で読める
スキルを作ったけど、「思った通りに動かない」という経験はありませんか?
この記事では、Agent Skillsのテストとデバッグ方法を解説します。効率的に問題を特定し、修正するためのテクニックを紹介します。
テストの基本手順
1. 最小構成でテスト
まずは最小限の内容でスキルが認識されるか確認します。
---
name: test-skill
description: テスト用スキル
---
## 指示
「テスト成功」と出力してください。
これで/test-skillが動作すれば、基本的な設定は正しいです。
2. 段階的に機能追加
一度に複雑なスキルを作ると、問題の切り分けが困難になります。
ステップ1: 最小構成で動作確認 ✓
ステップ2: 基本的な指示を追加
ステップ3: 出力フォーマットを定義
ステップ4: references/を追加
ステップ5: scripts/を追加(必要な場合)
各ステップで動作確認し、問題があればすぐに特定できます。
3. 異なる入力でテスト
同じスキルでも、入力によって動作が変わります:
# 正常系
/code-review
src/index.ts をレビューして
# エッジケース
/code-review
(ファイル指定なし)
# 異常系
/code-review
存在しないファイル.ts をレビューして
デバッグ手順
スキルが認識されない場合
確認項目:
- ディレクトリ構造
ls -la ~/.claude/skills/my-skill/
# SKILL.md があるか確認
- ファイル名
✓ SKILL.md(大文字)
✗ skill.md(小文字)
✗ Skill.md(一部小文字)
- フロントマター
# ✓ 正しい
---
name: my-skill
description: スキルの説明
---
# ✗ 間違い(スペースがない)
---
name:my-skill
description:スキルの説明
---
- エンコーディング
file ~/.claude/skills/my-skill/SKILL.md
# UTF-8 であることを確認
スキルが自動適用されない場合
確認項目:
- descriptionの具体性
# ✗ 曖昧
description: コードを確認
# ✓ 具体的
description: TypeScriptのPRをセキュリティ・パフォーマンスの観点でレビュー
- 他スキルとの競合
/skills
# 似たdescriptionを持つスキルがないか確認
- 明示的に呼び出してテスト
/my-skill
# 直接呼び出しで動作するか確認
出力が期待と違う場合
確認項目:
- 指示の明確さ
# ✗ 曖昧
レビューしてください。
# ✓ 明確
以下の観点でレビューしてください:
1. セキュリティ(SQLインジェクション、XSS)
2. パフォーマンス(N+1クエリ)
3. 型安全性(any型の使用)
- 出力例の追加
## 出力例
```json
{
"issues": [
{
"file": "src/index.ts",
"line": 42,
"severity": "high",
"message": "SQLインジェクションの可能性"
}
]
}
3. **制約の明示**
```markdown
## 制約
- 日本語で出力
- 100文字以内
- JSON形式
デバッグツール
/skills コマンド
現在有効なスキルを確認:
/skills
スキルが一覧に表示されない場合は、配置場所かファイル形式に問題があります。
詳細ログの確認
Claude Codeの設定でログレベルを上げると、スキルの読み込み状況を確認できます。
差分テスト
問題が発生したら、動作するバージョンと比較:
diff working-skill/SKILL.md broken-skill/SKILL.md
よくあるエラーと対処法
YAMLパースエラー
原因:フロントマターの文法エラー
# ✗ コロンの後にスペースがない
name:my-skill
# ✗ 引用符の不一致
description: "説明文'
# ✓ 正しい
name: my-skill
description: "説明文"
文字化け
原因:エンコーディングの問題
対処:UTF-8(BOMなし)で保存し直す
scripts/が実行されない
原因:
- 実行権限がない
- ツールがscripts/をサポートしていない
対処:
chmod +x scripts/my-script.sh
または、スクリプトなしで動作するようにフォールバックを用意。
テスト自動化
テストケースを文書化
## テストケース
### TC-1: 基本動作
- 入力: `/code-review src/index.ts`
- 期待: レビュー結果がJSON形式で出力される
### TC-2: ファイル指定なし
- 入力: `/code-review`
- 期待: 「ファイルを指定してください」というエラー
### TC-3: 存在しないファイル
- 入力: `/code-review nonexistent.ts`
- 期待: 「ファイルが見つかりません」というエラー
回帰テスト
スキルを更新したら、以前動作していたケースも再テスト。
まとめ
Agent Skillsのテストとデバッグのポイント:
- 最小構成から始める
- 段階的に機能追加
- 異なる入力でテスト
- ログを活用
- テストケースを文書化
問題が起きたら、この記事のチェックリストを順に確認してください。
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