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electron-chromium-upgradeスキルでElectronのChromiumアップグレードを進める方法

Skill Gallery Team2026年1月31日5 分で読める

Electronプロジェクトで組み込みのChromiumバージョンを更新する作業は、約159個のパッチ管理と段階的なビルド修正を伴う大規模な作業です。パッチの競合解決やコミットフォーマットなど、守るべきルールも多くあります。

この記事では、Electronリポジトリのelectron-chromium-upgradeスキルを使って、Chromiumバージョンアップグレードを体系的に進める方法を解説します。

このスキルは何をしてくれるのか

electron-chromium-upgradeは、ElectronにおけるChromiumアップグレード作業を2つのフェーズでガイドするスキルです:

  • Phase One: パッチ修正(e sync --3の成功まで繰り返し実行)
  • Phase Two: ビルド修正(e build -k 999でビルドが通るまで繰り返し実行)
  • パッチの競合解決、エクスポート、コミットフォーマットの適用
  • ビルドエラーの分析とElectron側コードの修正

ElectronコアチームでChromiumアップグレードを担当する開発者に向いています。

インストール方法

前提条件

  • Claude Codeがインストール済みであること
  • Electronリポジトリのソースコードとビルド環境
  • eコマンド(Electron開発ツール)が利用可能

インストールコマンド

claude mcp add github.com/electron/electron/tree/main/.claude/skills/electron-chromium-upgrade

使い方

Phase One: パッチ修正

# rr-cacheを削除(過去の競合解決キャッシュをクリア)
rm -rf .git/rr-cache

# 3-way mergeでパッチを適用
e sync --3

# 競合が発生したらgit am --continueで解決後に続行
git am --continue

# 修正をパッチファイルにエクスポート
e patches {target}

# e sync --3 が成功するまで繰り返す

成功したらe patches allで全パッチをエクスポートし、コミットします。

Phase Two: ビルド修正

# 最大エラー数でビルド
e build -k 999

# 特定ターゲットのビルド検証
e build -t {target}.o

# ビルド成功後の検証
e start --version

ビルドエラーはChromium側のAPIや構造変更に起因するため、Electron側のコードを適応させて修正します。

知っておくべき注意点

パッチは削除しない

パッチが不要であることが100%確実でない限り、パッチを削除しないでください。アップストリームの変更によりパッチ内容が変わっている場合は、パッチのdescriptionを更新します。

Chromiumのコードは変更しない

ビルドエラーの修正では、Chromiumのコードを変更するのではなく、Electron側のコードを適応させます。

コミットガイドラインの遵守

フェーズごとにコミットフォーマットのガイドラインが定められています。コミット前にreferences/phase-one-commit-guidelines.mdreferences/phase-two-commit-guidelines.mdを必ず確認してください。

まとめ

electron-chromium-upgradeスキルを使うと、Chromiumアップグレードの複雑なワークフローをPhase One(パッチ修正)とPhase Two(ビルド修正)の2段階で体系的に進められます。パッチ管理のルールとコミットガイドラインに沿うことで、安全にアップグレードを完了できます。

関連リンク

electron-chromium-upgrade スキル詳細

electron-chromium-upgradeelectronchromiumpatch-management

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